「スチールラックの追加購入を検討している」
そんなとき現在使用中のスチールラックとの連結を考える方も多いでしょう。
通常、複数台のスチールラックを同じ販売店からまとめて購入する際は、2台目以降を連結させることが可能です。
連結とは、次の図のように同じ支柱を共有することで1台にする方法です。
連結により
- 導入コストを下げられる
- 設置スペースを減らせる
- 本体重量を軽くできる
などのメリットがあります。
関連記事連結可能な業務用スチールラックは?金具・ベルトでも繋げられる
さて、ここで注意すべき点は、互換性の有無です。
この記事では、スチールラックの連結をする際に注意すべき互換性(適合性)について詳しく解説しています。
現在使用中のスチールラックに棚板を追加したい場合も互換性が必要になってきます。
目次
スチールラックの連結には互換性が必要
スチールラック同士を連結させたい場合は、互換性が必要です。
もし、互換性がない場合は、支柱に間口桟・継ぎ梁(ビーム)や棚受けなどのパーツをうまくはめることができません。
▲スチールラックの各部名称
原則、メーカー間の互換性はない
スチールラックは、さまざまなメーカーが開発・販売していますが、基本的に異なるメーカー間での互換性はありません。
これは、スチールラックの部材の接合部分がメーカーによって異なる寸法で作られているためです。
また、同じメーカーであっても耐荷重ごとに互換性が異なるので注意しなければなりません。
例えば、弊社が販売する「タイガーラック株式会社」のスチールラックであれば、次のような互換性となります。
200kg | 300kg | 500kg | |
---|---|---|---|
200kg | ◯ | - | - |
300kg | - | ◯ | ◯ |
500kg | - | ◯ | ◯ |
※耐荷重120kg、150kgは、連結に対応していません。
※タイガーラックの旧製品「SOシリーズ」と新製品「YSシリーズ」には互換性がありません。
例えば、耐荷重200kg同士には互換性がありますが、耐荷重200kgと「300kg」「500kg」には互換性がなく、連結もできません。
一方、耐荷重300kgに関しては、同じ耐荷重である「300kg」だけでなく「500kg」にも互換性があります。
▲耐荷重300kgと耐荷重500kgは互換性があるため連結が可能です
同じメーカーであるにも関わらず、耐荷重ごとに互換性が異なるのは部材や構造が違っているからです。
耐荷重200kgと耐荷重300kg・500kgの場合は、棚板などを取り付けるための”穴の形状”が違うことから互換性がありません。
スチールラックの互換性に関するよくある質問(Q&A)
ここからは、スチールラックの互換性に関するよくある質問(Q&A)を紹介していきます。
Q. 互換性がある場合は、サイズが違っていても連結できますか?
A. 基本的に同じメーカーで互換性があっても「高さ」「奥行」が違う場合は、連結ができません。
そのため、スチールラックの連結形式を購入する場合は、既存のラックの購入履歴からサイズを確認。
または実際に採寸をして「高さ」「奥行」が購入予定のスチールラックと同じであるかをチェックする必要があります。
Q. スチールラックのメーカーが分からないけど、互換性を確認できますか?
A. スチールラックのメーカーがどこのか分からない場合は、ご相談ください。
弊社が販売するスチールラックと互換性があるかどうかを確認できる可能性があります。
メーカーごとの見分け方のポイントは、
- 脚の部分
- 棚受け
- 支柱の穴の形状
の3点です。
上記の写真をスマートフォンやデジカメなどで撮影して、弊社スタッフにメールなどでご提示いただければ判別が可能です。
例えば、スチールラックの耐荷重ごとに支柱の穴の形状を確認すると、次の画像ように大きく違うことが分かります。
なお、「TigerRack」と記載されたシールが貼られている場合は、弊社が販売するスチールラックとなります。
※ご購入された時期によってはシールが貼られていないケースもあります。
メタルラックの互換性の確認について
弊社では、次の画像のような業務用スチールラックのみ販売しております。
▲業務用スチールラック
ホームセンター(ニトリ、カインズ、IKEA、コーナン、ナフコ、ジョイフル本田など)や100円ショップ(ダイソー、セリアなど)、アイリスオーヤマのルミナスで販売されているメタルラックは取り扱っておりません。
▲メタルラック
メタルラックの互換性についてご質問があったとしてもお答え致しかねますので、あらかじめご了承ください。
関連記事メタルラックとスチールラックの違いは?どっちを選べば良い?
Q. 互換性のないスチールラックをつなげたいけど、どうすればいいですか?
弊社では、互換性のないスチールラック同士を繋げるために「がっちりベルト締め次郎」という名称で固定ベルトを販売しています。
「昔に購入したスチールラックだからメーカーが分からない」といった理由で互換性のないスチールラックを購入する場合は、ぜひご活用ください。
マジックテープで簡単に装着できるようになっており、上下に使用することで全体の安定性を増すことが可能。
地震や衝突などに伴う転倒防止・横揺れ対策に有効です。
最後に
スチールラックを追加注文して連結させたい場合は、互換性に注意しなければなりません。
基本的に互換性のあるスチールラックを選ぶ場合は
- メーカー
- シリーズ
- 耐荷重
の3つが同じでなければなりません。
また、互換性がある場合でも「高さ」「奥行」については、同じサイズを指定する必要があります。
カテゴリ:スチールラック
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