業務用スチールラックにキャスターは必要?取り付け方、耐荷重、互換性など

業務用スチールラックの購入を検討中だけどキャスターって必要だろうか?

今回は、そんなお悩みにお答えしていきます。

キャスターとは、家具や椅子などの底部分に付いていることの多い小さな車輪です。

倉庫、工場、バックヤードなどで導入される”業務用スチールラック”にも取り付けるケースが多くなっています。

この記事では、業務用スチールラックにキャスターを付ける必要があるのか?メリットやデメリットも交えて解説していきます。

キャスター付き業務用スチールラックのメリット

業務用スチールラックにキャスターを取り付けた”キャスター付きラック”のメリットは何でしょうか?紹介していきましょう。

一番のメリットは、レイアウトの変更が簡単になる点です。

次は、業務用スチールラックの耐荷重ごとの本体重量の比較表となります。

業務用スチールラックの耐荷重ごとの本体重量一覧表
耐荷重 横幅 本体重量
120kg 875mm 21.34kg
150kg 900mm 24.78kg
200kg 900mm 36.65kg
300kg 950mm 47.32kg
500kg 950mm 48.70kg

※高さ1,500mm、奥行450mmです。

ご覧いただければ分かる通り、耐荷重120kgの場合は、物を一切載せていない状態でも本体重量が20kg以上もあります。

耐荷重500kgでは、本体重量がさらに上がって約50kg。

さらにサイズが「高さ2,400mm、横幅1,850mm、奥行870mm」と大きくなった場合、本体重量は最大141.66kgにも達します。

運搬できる重さは体重のおおむね40%以下が目安

では、このくらいの本体重量の業務用スチールラックを運ぶには、何人の人手が必要なのでしょうか?

労働基準法では、成人男性において55kgの重量物を運ぶ場合は、2人以上で運ぶことが推奨されています。

次は、労働省通達「作業態様別の対策」および厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」で記載されている内容です。

(2)重量物の取扱い重量
イ 満18歳以上の男子労働者が人力のみにより取り扱う重量は、55kg以下にすること。
また、当該男子労働者が、常時、人力のみにより取り扱う場合の重量は、当該労働者の体重のおおむね40%以下となるように努めること。
ロ(1)の重量を超える重量物を取り扱わせる場合には、2人以上で行わせるように努め、この場合、各々の労働者に重量が均一にかかるようにすること。

出典:労働省通達「作業態様別の対策」

女性については、男性の取り扱う重量の60%程度とすると定められています。

例えば、厚生労働省「統計白書」の男女26~29歳の平均体重をもとに常時、人力のみで取り扱える重量を計算すると

  • 男性(体重約70kg):28kg
  • 女性(体重約52kg):12.48kg

となります。

そのため、弊社でも人気の高い耐荷重200kg(本体重量36.65kg)を複数台移動させてレイアウトを変更したい。

その場合は、従業員の安全・腰痛予防対策のために最低2~3人の人員で持ち上げて移動させる必要があります。

レイアウトの重要性

物流倉庫においてレイアウトの変更は、作業効率向上のために重要です。

もちろん、最初から最も作業効率の良いレイアウトで業務用スチールラックを設置しておくことが理想でしょう。

しかし、

  • 導線の見直し
  • 取扱商品の追加や変更
  • 商品保管量の増加による業務用スチールラックの増設

などにより、すでに設置してからレイアウトの変更を迫られることがあります。

そんなときは、業務用スチールラックの移動が必要となりますが、重量物であることから人手と労力・時間が必要です。

また、本体重量が100kgを超えてくると人手の状況によっては、一旦分解する必要もあり、その分だけ時間もかかります。

その問題を解決するのが、業務用スチールラックの底面に取り付けるキャスターです。

キャスター付きであれば、手押しで簡単に移動できるため、レイアウトの変更も簡単になります。

また、業務用スチールラックに精密機器を載せている場合は、不具合・故障を防ぐためにこまめに掃除してホコリを取り除かなければなりません。

そんなときにキャスターで軽く移動させれば、手が届きにくい場所も綺麗に清掃できます。

業務用スチールラックをキャスター付きで購入してみよう

実際、業務用スチールラックをキャスター付きで購入してみましょう。

まずは、弊社の『スチールラック販売ページ』に移動します。

スチールラック検索エンジンの上部から「キャスター付きラック」を選択してから「耐荷重/段」「高さ」「横幅」「奥行」「段数」「形式」「数量」を選択。

金額を確認して問題なければ「カートに入れる」をクリックします。

ショッピングカートの中身が表示されます。

商品内容、数量、合計金額を確認してから「ご注文手続きへ進む」をクリック。

お客様情報の入力をしてから購入を完了させましょう。

キャスターの取り付け方法

弊社が販売する業務用スチールラックのキャスターは、溶接不要で簡単に取り付け可能です。

耐荷重200kgの場合は、次のように取り付けます。

弊社が販売する業務用スチールラックにキャスターを取り付ける場合は、最下段の棚板の位置を通常より一段上げる必要があります。

まず、キャスターにロックピン交換用ビスを取り付け、スチールラックを横に寝かします。

キャスター固定部の向きを確認してから、業務用スチールラックの支柱に差し込みます。

支柱の両側から固定用ビスで仮止めします。

プラスドライバーで固定します。

キャスター1つにつき4本のボルトでしっかりと固定しましょう。

ストッパーの有無に注意して、他のキャスターも同様に取り付ければ完了です。

業務用スチールラックのキャスターに関するよくある質問(Q&A)

ここからは、業務用スチールラックのキャスターに関するよくある質問(Q&A)を紹介していきます。

Q. キャスターの素材は何ですか?

弊社で販売する業務用スチールラック用のキャスターの素材は、基本的にゴムとなります。

ゴムは、車輪に用いられる最もポピュラーな素材です。

弾性に優れていることから凸凹な床でも比較的滑らかな走行が可能。

また、床を傷つけにくく、静音性にも優れていることから幅広いシーンで利用されています。

Q. キャスターの耐荷重はどのくらい?

弊社が販売するキャスターの場合、耐荷重は次のようになります。

キャスターの耐荷重
業務用スチールラックの耐荷重
(棚板1枚あたり)
キャスターの耐荷重
120kg 192kg
200kg 384kg
300kg、500kg 480kg

例えば、業務用スチールラック(200kg)を購入した場合は、対応するキャスターの耐荷重は384kgとなります。

ここで注意すべきことは、キャスターの耐荷重は、業務用スチールラックの段数にかかわらず1台あたりの総耐荷重で計算される点です。

通常、業務用スチールラック(耐荷重200kg)に棚板を4枚付けると合計800kg(=200kg × 4段)までの物を載せることができます。

しかし、キャスターを付けた場合は、業務用スチールラックに載せられる物が”本体重量”を含めて384kgに制限されてしまいます。

具体例を出すと、

  • 耐荷重200kg
  • 高さ1,200mm × 横幅1,500mm × 奥行450mm
  • 本体重量48.84kg

の業務用スチールラックのキャスターの耐荷重は384kgです。

このとき、積載可能な重量は次のように計算できます。

積載可能な重量 = キャスター耐荷重 - 本体重量 = 384kg - 48.84kg = 335.16kg

業務用スチールラックの本体重量は、サイズによっても変動するので注意しなければなりません。

Q. キャスターの互換性はある?

基本的に業務用スチールラックのキャスターは、メーカーやモデルごとに互換性が異なってきます。

そのため、業務用スチールラックにキャスターを後付けしたい場合は、「キャスターが合わない」という事態を防ぐためにも互換性に注意しなければなりません。

なお、弊社が販売する業務用スチールラックに適合したキャスターのみの販売もしております。

Q. キャスター付き業務用スチールラックは台車代わりに使えるの?

弊社で販売するキャスターは、簡易的な取り付けのため運搬目的には適していません。

そのため、物を載せて台車代わりに移動を繰り返すと破損の原因となります。

キャスターを利用しての移動は、レイアウトの変更や定期的な清掃にとどめて、台車代わりには使用しないようにしてください。

台車として利用したい場合は、カゴ台車の購入をおすすめします。

最後に

今回は、業務用スチールラックのキャスターについて詳しく解説しました。

キャスターのメリットは、なんと言っても移動がしやすくなる点です。

これにより、

  • レイアウトの変更
  • 業務用スチールラックの床や隅の掃除

などが楽になります。

一方、キャスターの耐荷重以上の物を載せられない点には注意しなければなりません。

その他、業務用スチールラックを床や壁にアンカーボルトに打ち付けて固定したり、転倒防止ベースなどを取り付けた場合と比べて、地震に弱いといったデメリットがあります。

業務用スチールラックの販売ページ

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株式会社シーエスラック

シーエスラック編集部

物流業務を効率化するマテハン機器「スチールラック」のお役立ち情報を発信。倉庫、工場、バックヤード、オフィス・事務所など多数の導入実績があります。

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