スチールラックとは?選び方を分かりやすく解説

「物を片付けたい」

「スペースを増やしたい」

そんなときに活躍するのが、鋼(鉄)製の棚であるスチールラック(スチール棚)です。

一般的な木製の棚は、1段あたり10kg程度の物しか載せられません。

ダンボールに物を詰め込んで収納する場合などは、10㎏程度の重さだとすぐに超えてしまいます。

一方、スチールラックの場合は、1段あたり50~500kgの物を載せられるほど頑丈な作りになっています。

そのため、

  • 倉庫
  • 工場
  • バックヤード

などで在庫を保管したり、オフィス・事務所で「書類」「コピー用紙」「工具」など重たい物を収納するための整理棚として広く活用されています。

タイガーラックでは、お客さまの用途に合わせて多種多様なスチールラックを取りそろえています。

ただ、お客さまから「どのモデルを選べばいいか悩んでしまう」といったお声をいただく事もあります。

そこで皆様によりお求めいただきやすいようにスチールラックの選び方を分かりやすくまとめました。

これからスチールラックの導入を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

スチールラックの比較表

まずは、弊社で取り扱っているスチールラックの比較表を見てみましょう。

ここでは、一番人気のサイズである「高さ1800mm × 横幅1800mm × 奥行450mm」の5段をもとに比較表を作成しました。

タイガーラックのスチールラック比較表
耐荷重 価格
(送料込み)
組立時間 キャスター対応
70kg 2022年7月発売予定
120kg 23,880円 60~90分
※BCフック使用時は40~70分
150kg 27,180円  20~30分
200kg 30,440円
300kg 34,150円
500kg 38,420円

※税込み表記です。
※商品価格は記事執筆時点であり、予告なく変更する場合があります。最新の価格は『業務用スチールラック販売ページ』の「スチールラック検索エンジン」からご確認いただけます。

上記の比較表をご覧いただければ分かるとおり、耐荷重が増えるごとに価格が上がっています。

その他にも

  • 奥行きサイズ
  • 組立時間
  • キャスター対応

が大きな違いとしてあげられます。

では、どのような基準でスチールラックを選べば良いのでしょうか?見ていきましょう。

1、耐荷重の仕組みを知ろう

スチールラックの導入事例

スチールラックを選ぶときのポイントは、耐荷重です。

耐荷重とは、何キロまでの重さに耐えられるかを示した数値となります。

例えば、耐荷重が200kgであれば、棚板1枚ごとに200kgまでの物を載せることが可能です。

そのため、業務用スチールラック1台に棚板を4枚付けた場合は、合計800kg(=200kg × 4段)までの物を載せることができます。

なぜ、耐荷重が違うの?

スチールラックごとに耐荷重が違う大きな理由は、支柱の形状です。

耐荷重120kg、150kgでは”L字アングル”、耐荷重200kg、300kg、500kgでは”コの字支柱”が採用されています。

次の写真を見ていただければ分かるとおり、支柱の形状が大きく違います。

(支柱の形状120kg、150kg、200~500kgの比較写真)

L字アングルは、一般的に広く汎用される建築資材であり、単純な折り曲げ構造となっています。

一方、コの字支柱では、4回曲げ加工の手間がかかっているため価格が上がりますが、その分、強度や耐荷重が大きくなっています。

その他、スチールラックの部材一つ一つの厚みなどが耐荷重に反映されています。

載せる物で耐荷重を選ぼう

スチールラックを選ぶときは、最低限、載せる物の重さ以上の耐荷重を選ばなければなりません。

例えば、棚1段に30kgの箱を6個(合計180kg)の物を載せたい場合、耐荷重の選択肢は「200kg」「300kg」「500kg」のいずれかとなります。

しかし、重さの違う物を複数載せたい場合は、なかなか判断がつかないこともあるでしょう。

そこでおすすめの耐荷重を用途別にまとめてみました。

スチールラックの用途別のおすすめ耐荷重
耐荷重 用途
120kg 手で持てる程度の荷物(書類、衣類、梱包資材、食料品など)を載せる
150kg
200kg 手で持てる程度の荷物を段ボール・箱にまとめて載せる
300kg 2人がかりで持つ程度の荷物(機械、石材、工具、鉄材など)を載せる
500kg

荷物を「1人で持てるか」「2人で持つ必要があるか」が大きな分かれ目となります。

余裕を持った耐荷重を選ぼう

スチールラックを選ぶときは、余裕の持った耐荷重をおすすめします。

なぜなら、耐荷重とは、棚板全体に均等に物品を積んだときを前提としているからです。

集中荷重と分散荷重

例えば、耐荷重300kgであったとしても棚板の真ん中や右側だけに積めば、積載物が300kg以下であっても耐えられない可能性があります。

そのため、ある程度の余裕を持った耐荷重のスチールラックを購入されることをおすすめします。

関連記事業務用スチールラックの耐荷重の違いは?150kg、200kg、500kgなど

2、奥行きサイズに注意しましょう

スチールラックを選ぶときは、対応サイズにも注意しなければなりません。

弊社が取り扱っているスチールラックは、耐荷重ごとに対応サイズが違います。

基本的に

  • 高さ(900mm、1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm)※耐荷重150kgは高さ900mmが選べません。
  • 横幅(875~900mm、1200~1250mm、1500~1550mm、1800~1850mm)

については、どの耐荷重でも多少の誤差はありますが、ほぼ共通した対応サイズとなります。

大きく違うのは、奥行きです。

次は、弊社が取り扱っている奥行きの対応サイズ一覧表です。

耐荷重ごとの奥行きサイズの対応表
300mm 450mm 600mm 750mm 870mm
120kg
150kg
200kg
300kg
500kg

耐荷重300kg以上になると奥行きの対応サイズが大きく変わることがわかります。

耐荷重が200kgで十分であったとしても奥行600mmではサイズが足りない。

そんなときは、耐荷重「300kg」「500kg」を選ぶ必要があります。

関連記事スチールラックのサイズ(高さ、横幅、奥行)に注意!測り方・失敗事例

3、組立時間も違ってきます

スチールラックの組み立て現場

弊社が取り扱うスチールラックは、耐荷重ごとに組立時間が大きく違ってきます。

これは、組立方法および使用するボルト数の違いによるものです。

次の表をみてください。

スチールラックの耐荷重ごとの組立方法の違い
耐荷重 組立方法 ボルト数 組立時間
120kg
※BCフック使用時は100kg
ボルト固定式 72本
※BCフック使用時は48本
60~90分
※BCフック使用時は40~70分
150kg セミボルトレス 8本 20~30分
200kg ボルトレス 0本
300kg
500kg

※ボルト数および組立時間は、段数が5段のときの目安です。

耐荷重120kgでは、組立方法が「ボルト固定式」でボルト数72本。

一方、耐荷重150kg以上になると組立方法が「セミボルトレス」となり、ボルトの使用本数が大幅に少なくなります。

さらに耐荷重200kg以上からは、組立方法が「ボルトレス」となり、ボルトを一切使用せずに組み立て可能です。

これらの違いが組立時間に反映されることになります。

ボルトレスなら組立時間が30分以上短縮されるケースがある

実際、ボルト固定式とボルトレスでどのくらい組立時間が違うのでしょうか?

スチールラックの棚板を取り付けている様子

弊社スタッフが組み立てて時間を計測したところ

  • ボルト固定式:47分
  • ボルトレス:16分

31分の差が出る結果となりました。

仮にボルトレスのスチールラックを10台購入して組み立てる場合は、ボルト固定式と比べて約5時間も組立時間が短縮される計算です。

通常、組立方法がボルト固定式の場合は、ドライバー(ねじ回し)を使って全段ボルト締めにより一つ一つ固定しなければなりません。

ボルトを手締めする場合は、1本あたり20~30秒の時間がかかります。

耐荷重120kgのボルト数72本であれば、ボルト締めだけで36分(= 30秒 × 72本)の時間を要する計算です。

スチールラックの棚板をボルトで固定している様子

一方、ボルトレスでは、部材の爪を穴にはめ込んでから、上部からハンマーで叩くことで簡単に固定できます。

5~6回叩きつけるだけでしっかりと固定できるので、ボルト締めに比べて大幅な組立時間の短縮が可能です。

スチールラックのボルトレスの固定方法

使用するボルト数の違いが組立時間に大きく反映されているということです。

なお、耐荷重120kgの「ボルト固定式」であってもBCフックを活用することにより使用するボルト数を72本 → 48本に減らすことも可能です。

BCフックとボルト締めの比較

ボルトレスなら棚板の高さ変更も簡単にできる

ボルトレスのメリットは、組み立てが簡単なだけではありません。

物流倉庫では、時期によって在庫の増減や商品の入れ替わりなどに合わせて、棚板の高さ変更の必要が生じますが、ボルトレスであれば棚板の高さを短時間で変更可能です。

棚板の高さ変更のBefore/After

ボルト固定式の場合は、すでに固定したボルトを一つ一つ外してから、別の段で締め直さなければありません。

一方、ボルトレスであれば、

  1. 棚板を取り外す
  2. 棚受けをハンマーで下から叩く

という手順で簡単に取り外し可能。

取り付けるときも上からハンマーで叩くだけでだから、棚板の高さ変更はわずか1分ほどで完了します。

もし、耐荷重を「120kg」「200kg」で悩んでいる。

それなら組み立てが簡単で棚板の高さ変更も楽な”ボルトレス(耐荷重200kg)”を選んでも良いでしょう。

関連記事業務用スチールラックはボルトレスがおすすめ!組み立て時間が大幅短縮

4、キャスター対応

スチールラックにキャスターが付いている様子

スチールラックにキャスターを取り付けたい。

その場合は、耐荷重120kg、200kg、300kg、500kgのいずれかを選ばなければなりません。

キャスターを取り付けるメリットは、レイアウトの変更が簡単になる点です。

例えば、

  • 導線の見直し
  • 取扱商品の追加や変更
  • 商品保管量の増加による業務用スチールラックの増設

などによりレイアウトの変更が必要になった場合もキャスターがあれば簡単に移動できます。

また、スチールラックに精密機器を載せている場合などは、不具合・故障を防ぐためにこまめな掃除が必要となります。

そんなときにキャスターで軽く移動させれば、手が届きにくい場所も簡単に清掃可能です。

スチールラックにキャスターを取り付けて移動させたい場合は、耐荷重「120kg」「200kg」「300kg」「500kg」のいずれかを選ぶ必要があります。

ただし、キャスターにも耐荷重が設定されているため、注意しなければなりません。

例えば、スチールラック(耐荷重200kg)を購入した場合は、対応するキャスターの耐荷重は384kgです。

ここから本体重量を差し引いた数値が積載可能な重量となります。

関連記事業務用スチールラックにキャスターは必要?取り付け方、耐荷重、互換性など

タイガーラックが提供するスチールラック商品ラインナップ

タイガーラックでは、耐荷重ごとに5つのタイプをご用意しております。

耐荷重120kg(軽量タイプ)

耐荷重120kg(軽量タイプ)

とにかく安さを重視するお客さまにおすすめです。

一般的に汎用されるL字アングルで作られているため、価格も安く抑えられています。

木製の棚と比べて非常に頑丈な作りとなっており、ご家庭用の物置や車庫などの整理整頓におすすめです。

耐荷重120kg(軽量タイプ)の概要
耐荷重 120kg / 段
※1台あたりの総耐荷重は600kgまで
サイズ 高さ:900mm、1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:875mm、1200mm、1500mm、1800mm
奥行:300mm、450mm、600mm
段数 2~9段
価格帯 6,420円~51,900円
※選択するサイズや段数によって価格は変動します。
組立時間 60~90分
※BCフック使用時は40~70分
対応オプション キャスター、アジャスター、転倒防止ベース、落下防止バー、落下防止ベルト、落下防止金網

耐荷重150kg(軽量タイプ)

耐荷重150kg(軽量タイプ)

価格の安さだけでなく、組み立てやすさを重視するお客さまにおすすめ。

こちらは、耐荷重120kgでも採用されるL字アングルに独自加工を施して、強度を高めました。

棚板はボルト固定しておらず、棚受金具に載せているだけだから、工具がなくても簡単に高さの変更が可能です。

ただし、キャスターには対応していないので注意しなければなりません。

耐荷重150kg(軽量タイプ)の概要
耐荷重 150kg / 段
※1台あたりの総耐荷重は900kgまで
サイズ 高さ:1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:900mm、1200mm、1500mm、1800mm
奥行:300mm、450mm、600mm
段数 2~9段
価格帯 9,410円~55,030円
※選択するサイズや段数によって価格は変動します。
組立時間 20~30分
対応オプション 落下防止バー、落下防止ベルト、落下防止金網

耐荷重200kg(軽中量タイプ)

耐荷重200kg(軽中量タイプ)

弊社が取り扱うスチールラックで一番人気の耐荷重です。

面倒で時間のかかるボルト締めが一切必要ない”ボルトレス”となっています。

ハンマー1本で組み立てることができ、棚の高さ変更も簡単です。

倉庫、工場、事務所・オフィスなど、さまざまな場所・用途で利用されています。

耐荷重200kg(軽中量タイプ)の概要
耐荷重 200kg / 段
※1台あたりの総耐荷重は1,000kgまで
サイズ 高さ:900mm、1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:900mm、1200mm、1500mm、1800mm
奥行:300mm、450mm、600mm
段数 2~9段
価格帯 12,580円~58,030円
※選択するサイズや段数によって価格は変動します。
組立時間 20~30分
対応オプション キャスター、アジャスター、転倒防止ベース、落下防止バー、落下防止ベルト、落下防止金網

耐荷重300kg(中量タイプ)

耐荷重300kg(中量タイプ)

工具や機械部品など重量物の保管整理におすすめ。

耐荷重200kgと比べて、奥行きの対応サイズが広がったことで、より大きい物を載せることが可能です。

倉庫だけでなく、精密機器などの保管を目的に医療機関や商業施設などにも導入されています。

耐荷重300kg(中量タイプ)の概要
耐荷重 300kg / 段
※1台あたりの総耐荷重は1,500kgまで
サイズ 高さ:900mm、1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:950mm、1250mm、1550mm、1850mm
奥行:450mm、600mm、750mm、870mm
段数 2~9段
価格帯 13,470円~87,850円
※選択するサイズや段数によって価格は変動します。
組立時間 20~30分
対応オプション キャスター、アジャスター、転倒防止ベース、落下防止バー、落下防止ベルト、落下防止金網

耐荷重500kg(中量タイプ)

耐荷重500kg(中量タイプ)

大型機械などの重量物にも耐えられるスチールラックです。

ハンマー1本で簡単に組み立てられるにも関わらず、抜群の強度と安定性を誇ります。

倉庫、工場、医療機関、研究機関、教育機関など、あらゆる場所で活躍しています。

耐荷重500kg(中量タイプ)の概要
耐荷重 500kg / 段
※1台あたりの総耐荷重は2,000kgまで
サイズ 高さ:900mm、1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:950mm、1250mm、1550mm、1850mm
奥行:450mm、600mm、750mm、870mm
段数 2~9段
価格帯 13,530円~91,210円
※選択するサイズや段数によって価格は変動します。
組立時間 20~30分
対応オプション キャスター、アジャスター、転倒防止ベース、落下防止バー、落下防止ベルト、落下防止金網
業務用スチールラックの販売ページ

カテゴリ カテゴリ:スチールラック

株式会社シーエスラック

シーエスラック編集部

物流業務を効率化するマテハン機器「スチールラック」のお役立ち情報を発信。倉庫、工場、バックヤード、オフィス・事務所など多数の導入実績があります。

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