「スチールラックを捨てたいけど処分方法が分からない」
そんな方は多いのではないでしょうか?
スチールラックは、鋼(鉄)製の棚でサイズも大きいことから”捨て方”には注意しなければなりません。
もし、間違えた捨て方をしてしまった場合は、そのまま収集されずに同じ場所に放置されてしまいます。
近隣住民の迷惑にならないためにも、お住まいの地域のルールに従って適正に捨てることが大切です。
この記事では、スチールラックの捨て方・処分方法について詳しく解説しています。
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目次
スチールラックの処分方法は家庭用と事業用で違う
スチールラックの処分方法は「家庭用」と「事業用」で扱いが変わってきます。
家庭用 | ご家庭でスチールラックを使用していた場合に該当 |
---|---|
事業用 | 事業活動でスチールラックを使用していた場合に該当 |
例えば、店舗のバックヤードで在庫の保管用にスチールラックを活用していた場合は、事業用に該当します。
大きな違いは、自治体による回収が行われるかどうかです。
基本的には、
- 家庭用 → 自治体による回収あり
- 事業用 → 自治体による回収なし
となります。
ここからは、スチールラックの処分方法を「家庭用」と「事業用」に分けて解説していきます。
家庭用(自治体による回収あり)
スチールラックをご家庭で使用していた場合は、粗大ゴミとして分類・分別される可能性が高くなります。
この場合は、原則自治体による回収が行われます。
粗大ゴミとは、家庭の日常生活から出される大型のゴミのことです。
基本的には、家具、自転車、布団、カーペット、古木材などが該当しますが、自治体によって多少異なってきます。
主要都市では、次のように粗大ゴミが定義されています。
東京都23区 | 一辺の長さがおおむね30cmを超えるもの ※区によって若干異なります。 |
---|---|
大阪市 | 最大の辺または径が30cmを超えるもの、または棒状で1mを超えるもの |
名古屋市 | 30cm角を超える大型ごみ |
福岡市 | 指定袋に入らない大きさのもの |
横浜市、川崎市 | 一番長い辺が金属製品で30センチメートル以上のもの、それ以外で50センチメートル以上(プラスチック商品、木製品など)のもの |
神戸市 | 45リットルの指定袋に入れて口をしっかり結ぶことができない大きさのもの、単品で5kgを超える重さのもの ※神戸市では大型ごみと呼ばれています。 |
広島市 | 最長の辺の長さまたは最大径が30cm以上(棒状のものまたは容易に折り曲げることができる板状のものの場合、最長の辺の長さが1m以上)のもの ※神戸市では大型ごみと呼ばれています。 |
仙台市 | 一番長い部分の長さがおおむね30cmを超え、重さが100kg以下の耐久消費財など |
※自治体によっては不燃ごみや資源ごみとして出すこともあります。
※上記にあてはまる場合でも家電リサイクル法対象品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機)、資源有効利用促進法対象品目(パソコンなど)、バッテリー、ガソリン、灯油、消化器などは、粗大ゴミとして回収できないので注意しなければなりません。
弊社が取り扱っているスチールラックは、最小サイズでも「高さ70cm」「横幅90cm」「奥行30cm」です。
上記の定義に照らし合わせてみれば、粗大ゴミ扱いとなります。
ホームセンター(ニトリ、カインズ、IKEA、コーナン、ナフコ、ジョイフル本田、ロイヤルホームセンター、ビバホーム、DCMなど)や100円ショップ(ダイソー、セリアなど)、小売店(無印良品、イオン、コストコ、セカンドストリートなど)、通販サイトのアイリスオーヤマのルミナスやドウシシャ、ベルメゾン、アスクルで販売されているメタルラックやパイプラック、シルバーラック、カラーラックについてもスチールラックと同様の扱いになります。
大阪市における粗大ゴミ回収のルール
大阪市でスチールラックを粗大ゴミとして回収してもらう場合は、事前に申し込みが必要です。
- 申し込み方法:電話受付、インターネット受付、ファクシミリ、はがき受付(聴覚・音声機能・言語機能障がいなどのある方)
- 電話の受付時間:月曜日から土曜日の午前9時から午後5時まで
- 休日:年始年末(12月29日から1月3日まで)
また、粗大ゴミとして回収してもらうには、処理手数料券を購入しなければなりません。
処理手数料券は、スチールラックの幅、奥行、高さの合計によって次のように決まっています。
1.5m未満 | 200円 |
---|---|
1.5m以上2m未満のもの | 400円 |
2m以上2.5m未満のもの | 700円 |
2.5m以上のもの | 1,000円 |
例えば、スチールラックのサイズが
- 高さ:1800mm
- 横幅:1800mm
- 奥行:450mm
の合計4050mm(=4.05m)だった場合は、2.5m以上のものに当てはまることから処理手数料は1,000円となります。
お住まいの自治体によって分類、収集方法、処理手数料などは異なってきます。
スチールラックの解体が必要となるケースもありますので、事前に確認されることをおすすめします。
スチールラックの解体は、ノコギリなどによる切断が伴うケースもあり、時間がかかる上に怪我の危険性もあります。
自治体による回収の他にも「ネットオークション(ヤフオク!)やフリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)で売却する」「リサイクルショップに買い取ってもらう・無料回収してもらう」「不用品回収業者に処分を依頼する」「ジモティーなどの無料掲示板で募集して譲る」などの方法もあるので検討してみましょう。
事業用(自治体による回収なし)
スチールラックを事業活動で使用していた場合は、産業廃棄物として分類される可能性が高くなります。
この場合は、原則事業者ご自身で処分しなければなりません。
産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物処理法で規定される20種類の廃棄物です。
代表的なものとしては、
- 燃え殻(物の焼却後に残る灰・燃えがら)
- 廃油(事業によって排出された使用済みの油)
- 廃プラスチック類(石油から作られた廃棄物)
- 金属くず(金属が素材となる廃棄物)
などがあり、スチールラックの素材は鋼(鉄)であることから産業廃棄物の”金属くず(鉄くず)”に分類されます。
産業廃棄物の処分方法
産業廃棄物は、事業者自らの責任で処分しなければなりません。
このことは、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)で規定されています。
事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を、自らの責任において適正に処理しなければならない。
出典:廃棄物処理法第3条第1項
基本的に産業廃棄物の処理の流れは、
- 分別・保管
- 収集・運搬
- 中間処理
- 再生・最終処分
の4ステップで行われます。
1、分別・保管
事業者は、産業廃棄物を正しく分別しなければなりません。
基本的には、法令で規定される20種類に分別をして、分別困難なものに関しては「混合廃棄物」として扱います。
分別後は、目印となる掲示板や囲いの設置などを行って収集・運搬までの間、適正に保管を行います。
2、収集・運搬
収集・運搬は、事業者自らがトラックなどでクリーンセンター、清掃工場、リサイクル処分センターなどに直接持ち込む方法もあります。
しかし、法令の定める基準で自社運搬しなければならず、困難なケースもあります。
そのため、都道府県知事から産業廃棄物処分業の許可を受けた業者に委託をして代わりに産業廃棄物の処分をしてもらう方法が一般的です。
ただし、外部業者に委託する場合であっても責任は排出事業者に及びます。
そのため、信頼できる業者を見極めて
- 処分業許可の確認
- 委託契約書の取り交わし
- 産業廃棄物管理票(マニフェスト)の運用
を行ってスチールラックを含む産業廃棄物を適正に処分しなければなりません。
3、中間処理
中間処理では、産業廃棄物の種類に応じて最終処分がしやすい状態にします。
具体的には「焼却」「破砕」「脱水」などにより減量化したり、有害物質については無害化や安定化などを行います。
4、再生・最終処分
中間処理を行った後、再生可能な産業廃棄物には再び使える状態にリサイクルします。
再生が難しい場合は、土の中に埋め立てたり、海面に投棄する最終処分が行われます。
最後に
今回は、スチールラック・シェルフ(金属棚)の捨て方・処分方法について詳しく解説しました。
スチールラックを処分する理由としては、
- 長年使ってきて錆(サビ)などが目立ち始めた
- 重たい荷物を載せたときに強度不足によって歪み・たわみが発生した
- 事業転換や倉庫・工場の統廃合などによって不要になった
などさまざまです。
特に強度不足によって使えなくなった場合は、次回購入時は頑丈なスチールラックを求める方は多いかと思います。
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- 4回折り曲げ加工のC型支柱
- 間口桟(ビーム)の取り付け
- サビに強い焼付塗装
などにより長くお使いいただけるスチールラックとなっています。
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スチールラックの買い替えの際は、一度弊社製品をご検討していただければ幸いです。
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カテゴリ:スチールラック
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