「陳列棚ってどんな種類があるの?」「店舗にあった陳列棚はどうやって選べばいいの?」
陳列棚の購入を検討した際に、こんな疑問が浮かぶことも多いのではないでしょうか。
陳列棚は、ただ商品を並べるためのものではなく、店舗や売り場全体の印象にも影響する店舗什器です。
本記事では、スーパー・ドラッグストア・アパレルショップなどで使用される陳列棚の種類や、選ぶ際のポイントについてご紹介。
どの陳列棚を購入しようか迷ったときは、ぜひ本記事をご活用ください。
また、担当者と直接相談しながら陳列棚を選びたい方は、下記リンクからお問い合わせください。
目次
陳列棚(店舗什器)とは
小売店や飲食店などで使われている、陳列棚・レジ台・テーブル・椅子といった設備全般のことを店舗什器といいます。
なかでも陳列棚は、商品を見やすく陳列できることから、売り場づくりに欠かせない店舗什器のひとつです。
例えば、明るい印象や清潔感を演出したい店舗では、白色の陳列棚が選ばれることが多いです。
一方、落ち着いた雰囲気やナチュラルな印象を演出したい店舗では、ダークカラーや木目調の陳列棚が選ばれることも。
このように、陳列棚を選ぶ際は「商品をどう見せたいか」だけでなく「どんな雰囲気の店舗にしたいか」といった観点も重要です。
陳列棚(店舗什器)を選ぶ際の5つのポイント

陳列棚を購入する際に確認しておきたい重要なポイントは下記の5つです。
ポイント1:陳列棚の種類を確認する
陳列棚には、店舗の業態や取り扱う商品に応じてさまざまな種類があります。
ここでは、汎用性の高い陳列棚として知られる「タテヤマゴンドラ」や、 スーパー・ドラッグストア・アパレルショップなどでよく使われている陳列棚をご紹介します。
迷ったときにおすすめ!汎用性の高い「タテヤマゴンドラ」

「様々な商品を取り扱う予定がある」「オプションが豊富な陳列棚がほしい」「店舗になじみやすい陳列棚を探している」という方におすすめなのが、タテヤマゴンドラです。
タテヤマゴンドラには、大きく分けて3つの特徴があります。
・特徴1:店舗や売り場のレイアウト変更にも柔軟に対応できる構造
タテヤマゴンドラは、L字の柱に両面脚を差し込むことで、片面ユニットから両面ユニットへ変更可能です。
また、タテヤマゴンドラの脚キャップを外し、継ぎ脚を差し込むことで、奥行きの変更も可能。
すでにタテヤマゴンドラを組み立てた状態でも、両面脚や継ぎ脚を追加できるため、店舗全体のレイアウト変更や売り場の再配置もスムーズに行えます。
・特徴2:豊富なオプションで、売り場に合わせて柔軟に活用可能
サイドネット・キャスター・フック・ストッカー・仕切り板など、陳列する商品や売り場にあわせて活用できるオプションが豊富です。
さらに、壁面固定金具や床固定金具といったオプションを活用することで、タテヤマゴンドラの転倒防止対策も行えます。
・特徴3:どんな店舗にもなじむ、シンプルですっきりしたデザイン
タテヤマゴンドラは、シンプルですっきりとしたデザインのため、どんな店舗でもなじみやすいです。
また、スリムな支柱構造により圧迫感が少なく、商品をしっかり目立たせることができます。
このような特徴からタテヤマゴンドラは、陳列棚選びで迷ったときにおすすめの定番商品です。
スーパーでよく使われる陳列棚(店舗什器)
パン什器

パン什器は、スーパーのパンコーナーでよく使用されています。
パンを見やすく・手に取りやすく陳列できるように設計されてることが特徴です。
木目調や温かみのあるカラーが、パンの雰囲気とよく合い、商品の魅力を一層引き立てます。
ディスプレイテーブル(青果台)

ディスプレイテーブル(青果台)は、スーパーの青果コーナーでよく使用されています。
アジャストボード・パネル・木目調コンテナ・バスケットなど、野菜・果物の種類や店舗のコンセプトにあわせて使えるオプションが豊富にそろっています。
そのため、ディスプレイテーブル(青果台)は、野菜・果物にあわせた売り場づくりや、セール品の訴求・季節感を意識した店舗・売り場づくりが可能です。
ドラッグストアや薬局でよく使われる陳列棚(店舗什器)
調剤什器

調剤什器は、ドラッグストアや薬局でよく使用されています。
多彩なパーツを組み合わせることで、実際の運用に応じたカスタマイズができます。
たとえば、作業効率を高めるためにシンク台を取り付けたり、防犯対策として鍵付き引き出しを調剤什器に追加することができます。
アパレルショップでよく使われる陳列棚(店舗什器)
システム什器

システム什器は、アパレルショップでよく使用されています。
柱を前面に見せない設計で、システム什器の存在感をおさえつつ、衣類や雑貨類の魅力を引き立てます。
また、背面パネルやフックなどパーツを組み合わせることで、アパレルショップのコンセプトに応じた売り場づくりも可能。
ヒナ段テーブル

ヒナ段テーブルも、システム什器と同じくアパレルショップでよく使用されています。
店舗の中央や出入口付近など、目立つ場所にヒナ段テーブルを設置することで商品の視認性がアップ。
さらに、高さの異なるヒナ段テーブルを組み合わせると立体的な陳列ができ、セール品や新商品などのアピールに効果的です。
ポイント2:商品のサイズと設置スペースを確認する
陳列棚の高さ・横幅・奥行きを選ぶ際は、商品のサイズを事前に把握しておきましょう。
商品のサイズを把握せずに陳列棚を選んでしまうと、商品が棚からはみ出したり、逆に陳列スペースが余って隙間が目立ったりすることがあります。
そうした見た目の悪さは、売り場全体の印象を損ない、売り上げに影響を与える可能性があります。
あわせて、陳列棚を設置するスペースの広さも事前に確認しておきましょう。
設置スペースを考慮せずに複数の陳列棚を配置すると、通路となる幅が狭くなり、動線が悪くなるおそれがあります。
通路が狭いと、カートやベビーカーの通行を妨げるだけでなく、通行中の人が陳列棚にぶつかってケガをしたり、商品を破損させてしまうリスクが高まります。
とくに、店舗の出入口付近やレジ周辺など人の往来が多い場所では、十分な広さの通路を確保できるよう、レイアウトに配慮したうえで陳列棚のサイズを選ぶことが大切です。
ポイント3:重量にあわせて耐荷重をチェックする
実際に陳列する商品の重さに応じて、適切な耐荷重の陳列棚を選ぶことが大切です。
とくに、米袋・飲料・詰め替え用の洗剤など、重量のある商品を取り扱う場合は、陳列棚の耐荷重を事前に確認しておきましょう。
耐荷重をはるかに上回る商品を陳列してしまうと、陳列棚が変形する可能性があります。
あらかじめ、商品の重量に合った陳列棚を選んでおくことで安心してご使用いただけます。
ポイント4:店舗の雰囲気に合った色を選ぶ
陳列棚を選ぶ際は、「どんな雰囲気の売り場にしたいか」「ターゲットにどんな印象を伝えたいか」「商品を引き立たせるには色はどれか」といった観点で色味を確認しましょう。
陳列棚の色は、店舗全体の雰囲気やブランドイメージに影響します。
また、壁や床・他の店舗什器とのバランスをふまえて、陳列棚の色にこだわるとより効果的です。
ポイント5:フックやキャスターなど必要なオプションを確認する
店舗や売り場の運用スタイルに応じて、フック・仕切り板・ストッカー・キャスターなど必要なオプションがあるか確認しておきましょう。
たとえば、吊り下げ陳列用のフックや仕切り板を活用することで、商品を見やすく整えて並べることができます。
さらに、ストッカーを併用することで、在庫の一時保管や補充作業がスムーズに行えるようになります。
また、セール品や新商品の入れ替え頻度が高い店舗や売り場では、キャスター付きの陳列棚や連結可能な陳列棚があると、レイアウト変更に便利です。
このように、運用スタイルに合わせてオプションを取り入れることで、作業効率を高めながら、魅力的な店舗・売り場づくりができます。
陳列棚(店舗什器)の納期・組み立てについて
陳列棚を導入する際は、商品の選定だけでなく納期や組み立てにかかる時間を事前に把握しておくことが大切です。
なかには、納期や組み立てにかかる時間を十分に想定しておらず、開店直前に慌ててお問い合わせいただくケースも。
とくに、新規オープンや店舗改装などでスケジュールが決まっている場合は早めの準備が重要です。
納期について
納期は、陳列棚の種類やご注文台数、配送先の地域によって変動します。
在庫がある商品であれば、比較的早くお届けできますが、オプションの追加やご注文台数が多い場合、配送先地域によってはお届けに時間がかかることもあります。
ご希望の納品日や開業スケジュールが決まっている場合は、お早めにご相談ください。
担当者が在庫状況や配送手配などを確認のうえ、納品スケジュールをご提案いたします。
組み立てにかかる時間
陳列棚の組み立てに不慣れな場合、タテヤマゴンドラ1台を完成させるのに約1時間ほどかかることがあります。
さらに、複数の陳列棚を設置するとなると、想定以上に時間や体力が必要になるケースも。
なお、カウンターや一部の陳列棚は、完成品の状態で納品されることがあります。
そのため、「陳列棚がどのような状態で届くのか不安」という方は、お気軽にお問い合わせください。

「陳列棚をうまく組み立てられるか不安」
「まとまった時間の確保がむずかしい」
「自分たちで組み立てる余力がない」
といった方は、当店の組み立てサービスをご活用ください。
組み立てサービスをご利用いただくことで、安心して店舗や売り場づくりの準備を進められます。
陳列棚(店舗什器)の設置事例
当店では、これまで様々な業種・店舗のお客様に陳列棚をご提案してまいりました。
ここでは、陳列棚の設置事例を3つご紹介します。
設置事例1:小売店の店舗移転にあわせて陳列棚(店舗什器)を設置

卸売市場内の小売店が、店舗移転にともない売り場を一新されるタイミングで、陳列棚を導入いただいた事例です。
まず、担当者が現地調査を行い、積載する商品についてヒアリングしました。
その結果、タテヤマゴンドラと、大きめの箱を収納できるステージ台を設置。
タテヤマゴンドラと、ステージ台の設置により、限られたスペースでも効率よく商品を並べられる売り場が完成しました。
設置事例2:模型店の新規開業にあわせて陳列棚(店舗什器)を設置

模型店の新規開店にあわせて、陳列棚を設置した事例です。
お客様が事前に作成された売り場レイアウトをもとに、実際の運用方法や動線についてヒアリング。
ヒアリングの結果、片面・単体・キャスター付きの陳列棚を設置しました。
また、壁面に設置した陳列棚に、転倒防止のためのオプション(壁面固定金具)を取り付けることで、安全性にも配慮した売り場が完成しました。
設置事例3:ドラッグストアの店舗改装にあわせて陳列棚(店舗什器)を設置

ドラッグストアの店舗改装にともない、陳列棚を設置した事例です。
お客様よりレイアウトの図面をいただき、電話やメールで丁寧にヒアリングしました。
その内容をもとに、図面にそった陳列棚の構成をご提案。
最終的に、タテヤマゴンドラとカウンター什器を設置し、動線にも配慮した店舗が完成しました。

なお、これらの設置事例はすべて、当店の組み立てサービスも含めて対応しています。
当店では、現地調査から設置、組み立てまで一貫して対応可能です。
そのため、初めて陳列棚を導入する方も安心してお問い合わせください。
まとめ
陳列棚(店舗什器)は、商品を並べるだけでなく、店舗全体の印象や売り場の動線にまで影響する重要な要素です。
商品のサイズや重量、店舗の雰囲気や通路の幅など、陳列棚選びの際に確認すべきポイントは多岐にわたります。
「どこに」「どんな商品を並べたいか」が決まっていなくてもご安心ください。
専任の担当者がご要望を丁寧にお伺いし、目的やレイアウトに合わせた陳列棚のご提案をいたします。
さらに、当店では陳列棚だけでなく、レジカウンターやショーケース、ストック品の保管に便利なスチールラック、搬送に活用できるカゴ台車など、店舗づくりに欠かせない商品を幅広く取り扱っています。
陳列棚選びに迷った際や、店舗全体の什器を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
カテゴリ:陳列棚・店舗什器
タグ:店舗什器
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