重量物を載せられる頑丈な棚がほしい。
そんなときに便利なのが、鋼(鉄)製の頑丈な棚であるスチールラックです。
高さ2400mm × 横幅1850mm × 奥行870mmの大容量サイズを選ぶこともでき、物流センターや大型工場でも導入されています。
しかし、サイズが大きくなると生じる問題が”移動の難しさ”です。
スチールラックを拠点の移転・引っ越し、閉鎖などに伴って移動させる場合は、大きすぎてドア、通路、階段、エレベーターの扉などを通れないケースがあります。
そんなときは、スチールラックを一旦解体する必要がありますが、なかなか上手くできない方も多いでしょう。
この記事では、スチールラックの解体・分解の仕方・やり方・バラし方を分かりやすく解説します。
目次
スチールラックを解体・分解するための準備
スチールラックを解体・分解するにあたっては、事前に工具や環境を準備する必要があります。
ゴムハンマー
スチールラック(ボルトレスラック)の解体時は、ゴムハンマー(コンビハンマー)が必要です。
スチールラックの部材同士はしっかりと噛み合って固定されており、手の力だけではなかなか外れません。
また、一般的な金属製ハンマーを使った場合は、叩いたときに跡や傷がつきやすくなります。
ゴムハンマーであれば、打撃音を軽減しつつ部材を取り外していくことが可能です。
ボルト固定式で必要な工具
スチールラックがボルト固定式の場合は、ドライバーと10mmスパナが必要です。
2人以上の作業員
スチールラックの解体は、できるだけ2人以上で行うことをおすすめします。
スチールラックは鋼(鉄)製であることから物を載せていない状態でも数十キロの本体重量があります。
工具を用いた解体作業も必要となり、両手が使えないシーンも出てきます。
本体から取り外した部材を支えてもらうなど、2人以上で行ったほうが安全でスムーズです。
広いスペース
スチールラックの解体時は、なるべく広いスペースを確保しましょう。
スチールラックを横倒しにでき、解体した部材(支柱、間口桟、天受、棚受、棚板など)を置けるスペースが必要となります。
部材を壁に立てかけたくなりますが、重量があることから倒れて足などが下敷きになり危険です。
なるべく解体した部材は、床に直置きするようにしましょう。
日中の時間帯
スチールラックの解体時は、日中の時間帯を選ぶようにしましょう。
特にボルトレスラックの解体作業中は、ゴムハンマーで叩く必要があることから意外と大きな音が出ます。
早朝や夜間の作業は、近隣住民の迷惑になることから避けるようにしましょう。
また、マンションやアパートで解体作業をするときは、絨毯・カーペットの上で行うと音の響きを軽減できます。
スチールラックの解体・分解の仕方・やり方
ここからは、軽中量スチールラック(ボルトレスラック)の解体・分解の仕方・やり方を解説していきます。
ボルト固定式の解体方法について
スチールラックのボルト固定式についても同様の手順で行うことが可能です。
もし、ドライバーでボルトが外れない場合は、ネジ穴に輪ゴムをかぶせて回すと外れやすくなります。
1、棚板を取り外す
まずは、スチールラックの「天受け」と「棚受け」に載せている棚板を取り外します。
2、ロックピンを外す
間口桟(ビーム)と支柱が重なってできた穴に差し込まれているロックピンを外します。
3、間口桟(ビーム)を取り外す
続いて、最上部と最下部の間口部分にある間口桟(ビーム)を取り外します。
下からゴムハンマーで叩きつければ、浮き上がってそのまま手で取り外しできます。
最下部の間口桟(ビーム)については、床から近くて叩くのは困難です。
そんなときは、本体を横に倒してからゴムハンマーで叩いて部材を取り外すといいでしょう。
間口桟(ビーム)が取り外せない・抜けないときは、ゴムハンマーを左右中央から少しずつ叩くのがコツです。
また、間口桟(ビーム)を外すとハシゴ状になっている支柱が倒れる恐れがあることから誰かに支えてもらいながら解体作業をしましょう。
4、棚受けを取り外す
間口桟(ビーム)を取り外すとハシゴ状の枠が2つ残ります。
写真のように横に倒してから間口桟(ビーム)と同様の手順で棚受けをゴムハンマーで叩いて取り外しましょう。
スチールラックの解体・分解が完了
これでスチールラックの解体・分解は完了です。
※必要に応じて支柱の床面に取り付けているベースキャップも外しましょう。
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カテゴリ:スチールラック
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