皆さん、スチールラックの地震対策は万全ですか?
私たちが住む日本には、地震の原因となる4つのプレートと約2000の活断層があります。
これにより世界で発生する巨大地震の20%以上が集中する地震大国となっています。
過去には、阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災など震度7の巨大地震も発生しました。
今後は、南海トラフ巨大地震(マグニチュード8~9クラス)が30年以内に70~80%の確率で発生すると予測されており、地震対策は必要不可欠です。
この記事では、スチールラックの地震対策の一つである壁固定についてご紹介します。
壁固定とは
壁固定とは、スチールラックと壁を固定金具でつなぐ方法です。
これにより地震や衝突によるスチールラックの転倒を防ぐことができます。
サイズ・寸法
弊社が販売する壁に取り付けられる固定金具は、42 × 75 × 40mmのサイズです。
L字型の形状をしており、ボルトを通すための穴が空いています。
取り付け方法
スチールラックと壁を固定金具でつなぐ方法をご紹介します。
別途必要となるものは、
- アンカーボルト
です。
壁の材質によって必要となるアンカーボルトの種類が異なりますので、お客さまご自身でご用意していただく必要があります。
また、壁に穴を開けるためのハンマードリルなどの電動工具も必要になってきます。
コンクリートの壁に打ち込む場合は、適当な径と深さで下穴をあけてから切り粉などを除去。
その上で次の写真のようにアンカーボルトで壁固定を行います。
上記の床固定に加えて、床へのアンカー固定を行うことで転倒防止の効果を高めることが可能です。
賃貸物件におすすめのスチールラックの地震対策
今回、ご紹介した壁固定は、壁に穴をあける取付方法になります。
そのため、賃貸の倉庫や工場の場合は、オーナーに許可を取らなければなりません。
また、スチールラックを移動させたい場合は、アンカーボルトを一旦取り外す必要があり、レイアウトの変更も困難になります。
ここからは、賃貸物件にもおすすめできるスチールラックの地震対策をご紹介します。
天つなぎ
天つなぎは、壁固定でも使用する”固定金具”と”L字アングル”を使用してスチールラック同士をつなげる方法です。
ドライバー1本あればお客さまご自身でも簡単に取り付けることが可能。
建物を傷つけずに行える地震対策となります。
天つなぎで転倒防止を行う場合は、高さと方向を水平にそろえる必要があります。
また、取り付け位置が低い場合、頭などがぶつかってしまう可能性があることから基本的には高さ2100以上でご案内しています。
関連記事スチールラックの地震対策「天つなぎ」をご紹介
転倒防止ベース
転倒防止ベースは、スチールラックの支柱の脚の部分に取り付けるオプション品です。
ドライバー1本で簡単に取り付けができ、
- 建物を傷つけない
- レイアウトの変更が簡単にできる
といったメリットがあります。
床との接地面積を増やすことで傾きに対する抵抗力が大きくなり、地震対策につながります。
関連記事【地震対策】スチールラックの「転倒防止ベース」をご紹介!賃貸物件におすすめ
最後に
今回は、壁固定によるスチールラックの地震対策をご紹介しました。
スチールラックの地震対策の中でも壁固定は、転倒防止に大きな効果を発揮します。
その他にも
などのオプションを組み合わせることで地震や衝突時の荷物の落下を防ぐことも可能です。
地震対策については、次の記事でも詳しく解説しています。
関連記事業務用スチールラックの地震対策には何がある?転倒・落下防止
スチールラックの壁固定を含めて地震対策による組立施工は『組立代行サービス』により弊社が手配するプロの業者が行うことも可能です。
カテゴリ:スチールラック
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