「頑丈な収納棚を探している」
そんなとき候補にあがるのが、メタルラックとスチールラックです。
どちらも金属製の棚であることから、木製の棚と比べて抜群の強度を誇ります。
さて、ここで気になってくるのが、メタルラックとスチールラックの違いです。
この記事では、収納棚を選ぶときに知っておきたいメタルラックとスチールラックの違いについて詳しくまとめています。
目次
メタルラックとスチールラックについて
まずは、メタルラックとスチールラックについて簡単におさらいしましょう。
メタルラック
メタルラックとは、メタル(=金属)でつくられたラック(=棚)を意味します。
正確には、生活用品や家電を販売するアイリスオーヤマ株式会社が商標登録している製品名です。
そのため、基本的にはメタルラックと言えば、アイリスオーヤマが販売する金属製の棚となります。
メタルラックの名称は、アイリスオーヤマが商標登録しているため使えません。
そのため、各メーカーはよく似た形状の製品を「メタル製ラック」「ワイヤーシェルフ」などの名称で販売しています。
スチールラック
スチールラックとは、スチール(=鉄)でつくられたラック(=棚)を意味します。
スチールラックについては商標登録がおらず、さまざまなメーカーがスチールラックの名称で製品を販売しています。
スチールラックの中でも耐荷重によって呼び方を変えるケースがあり、弊社販売ページでも耐荷重ごとに分類しています。
軽量ラック | 耐荷重120kg/段、150kg/段 |
---|---|
軽中量ラック | 耐荷重200kg/段 |
中量ラック | 耐荷重300kg/段、500kg/段 |
関連記事業務用スチールラックの耐荷重の違いは?150kg、200kg、500kgなど
スチールラックの他にも「スチール棚」「スチールシェルフ」などの名称でも販売されています。
メタルラックとスチールラックの比較表
続いては、メタルラックとスチールラックの比較表を見てみましょう。
メタルラック | スチールラック | |
---|---|---|
製品写真 | ||
耐荷重 | 80~250kg/段 | 120~500kg/段 |
棚板の形状 | 網目状 | 板状 |
支柱の形状 | ポール状 | L字アングル、コの字型 |
主な導入シーン | 家庭用 | 業務用 |
どちらも金属製の頑丈な棚ですが、
- 耐荷重
- 棚板の形状
- 支柱の形状
- 主な導入シーン
など、さまざまな項目で違いがあることが分かります。
棚板の形状
数ある中でも大きな違いは、収納物を載せる棚板の形状です。
メタルラックは、棚板が網の目のような形状となっています。
一定の強度を保ちつつ軽量で価格も安く設定されていますが、
- 隙間から小物が落ちやすい
- 収納物の底に跡が付きやすい
- ホコリが隙間に溜まりやすく掃除も難しい
といったデメリットがあります。
一方、スチールラックでは、板状の棚板が主流です。
▲スチールラックの棚板
基本的には一枚板であることから耐久性に優れており、1枚あたり500kgまで物を載せられるタイプもあります。※耐荷重とサイズによっては割板のケースもあります。
メタルラックでは、棚板に隙間があるデメリットを解消するためにシートやマット、ウッドボードなどのオプション品が販売されています。
主な導入シーン
メタルラックは、比較的価格が安く木製の棚と比べて丈夫なことから家庭用として広く普及しています。
主な設置場所ごとの収納例としては、
- キッチンで食器、調味料、炊飯器、家電
- リビングで本、漫画、雑誌、CD、日用品
- 洗面所でタオル、洗剤、小物類
- 趣味の部屋でPC、ゲーム機、フィギュア
- 子ども部屋でおもちゃ、ぬいぐるみ
- クローゼットで洋服、かばん、布団
などがあります。
本棚、衣類収納、テレビ台、モニター台、プリンター置き場、作業台、勉強机、化粧台など、さまざまなアイデア・用途で活用可能です。
一方、スチールラックは、機械部品や精密機器などの重量物も載せられる強度があることから業務用として用いられるケースが多くなっています。
主な導入シーンとしては、倉庫、工場、店舗、オフィス、学校、官公庁、ホテルなどがあります。
弊社が販売するスチールラックは地震対策オプションが充実
メタルラックでは、基本的に突っ張り棒で地震対策を行います。
突っ張り棒は、多くのご家庭で取り入れられる地震対策ですが、横方向の揺れに対する耐震性はそれほど高くありません。
もし、重量物や高価なものを収納している場合は、転倒や落下による被害が大きくなることからより効果の高い地震対策が必要です。
弊社が販売するスチールラックは、業務用の利用を想定していることから、さまざまな地震対策オプションをご用意しています。
アンカー固定
こちらは、床にアンカーボルトを打ち付けてスチールラックを固定する地震対策オプションです。
スチールラックを床に直接固定することから非常に高い耐震性を実現できます。
ただし「床がコンクリートである」「床に穴を開けることから賃貸物件ではオーナーの許可を取る」といった条件を満たす必要があります。
壁固定
こちらは、固定金具を用いて壁にスチールラックを固定する地震対策オプションです。
スチールラックを壁に直接固定することから耐震性も高くなっています。
ただし、壁に穴を開けることから賃貸の倉庫や工場では、オーナーに許可を取らなければなりません。
関連記事スチールラックと壁を固定金具でつなげて地震対策する方法
転倒防止ベース
こちらは、スチールラックの脚の部分に”転倒防止ベース”をボルトで固定する地震対策オプションです。
床との接地面積を広げることで転倒リスクを軽減できます。
建物を傷つけずに溶接不要で簡単に取り付けできることから弊社で人気No.1の地震対策オプションとなっています。
関連記事【地震対策】スチールラックの「転倒防止ベース」をご紹介!賃貸物件におすすめ
天つなぎ材
こちらは、2台以上のスチールラックをL字アングルでつなげる地震対策オプションです。
スチールラック同士を支柱の頂部でつなぐだけのため建物を傷つけません。
また、基本的には2100mm以上の位置に取り付けることから作業効率に影響を及ぼさない点もメリットです。
ただし、スチールラック同士は「高さが同じ」「水平方向に並んでいる」といった条件を満たさなければなりません。
関連記事スチールラックの地震対策「天つなぎ」をご紹介
落下防止ベルト(タナガード)
こちらは、支柱に巻き付けて簡単に取り付けできる地震対策オプションです。
破断強度は最大300kgまで対応しており、積載物の落下をしっかり防ぎます。
一度取り付ければ、バックル(ベルト部分の留め金)部分の着脱だけで荷物の出し入れが可能です。
関連記事スチールラックの落下防止ベルト「タナガード」をご紹介!使い方・取り付け方など
今回ご紹介した以外にもさまざまな地震対策オプションをご用意しています。
弊社では、専門スタッフによるスチールラックの耐震対策や効率的なレイアウトのご案内もしていますのでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、メタルラックとスチールラックの違いについて詳しくまとめました。
メタルラックは、本体価格が安めに設定されており、ご家庭でもキッチン、書斎、リビング、ガレージなど収納力向上を目的に広く導入されています。
スチールラックは、1段あたり最大500kgまでの物を載せられるほど頑丈なことから業務用として商品在庫や事務用品の保管などに用いられるケースが多くなっています。
ただ、最近は部屋をおしゃれなカフェのように見せる「男前インテリア」「インダストリアル」がじわじわと人気を出しています。
金属製で無機質なスチールラックは、インダストリアルを演出するのにぴったりです。
収納棚としてだけでなく、ご家庭のインテリアの一部として取り入れる際にもおすすめと言えます。
▲スチールラックをリビングに設置した様子
関連記事スチールラックをおしゃれに見せる収納アイデア・活用例7選
カテゴリ:スチールラック
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