「スチールラック(スチール棚)の導入を考えている」
そのときに検討したいのが地震対策です。
皆さんご存知のとおり日本は世界で類のない地震大国であり、人間が感じられるレベルの地震はほぼ毎日発生。
また、規模の大きいマグニチュード6以上についても全世界の約20%が日本に集中しています。
最近は、建物の耐震性向上により倒壊するケースは少なくなりました。
しかし、今もなお地震による家具類の転倒・落下による怪我は、30~50%程度の高い割合で発生しています。
出典:東京都耐震ポータルサイト
特に業務用スチールラックは、本体重量だけで100kgを超えることも珍しくなく、中には300kgを超える製品もあります。
荷物を載せた場合は1トン以上になるケースも珍しくなく、突然の地震により転倒すれば人的被害にもつながりかねません。
弊社では、お客さまに安心してスチールラックをご利用いただけるように地震対策のオプションをご用意しております。
関連記事業務用スチールラックの地震対策には何がある?転倒・落下防止
今回は、その中でも人気の高い「転倒防止ベース」によるスチールラックの地震対策についてご紹介します。
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弊社販売のスチールラックに対応した『転倒防止ベースはこちら』で販売しております。
目次
スチールラック「転倒防止ベース」とは
転倒防止ベースとは、スチールラックの支柱の脚の部分に取り付ける補強金具です。
次の写真をご覧いただければ分かるとおり、転倒防止ベースを取り付けることにより床との接地面積が増えます。
これによりスチールラックが地震や衝突などにより傾こうとした際に「転倒防止ベース」が支えとなって転倒防止の役割をします。
とても小さな補強金具にはなりますが、これによりスチールラックを傾かせるためには、通常と比べてはるかに大きな力が必要です。
サイズ・寸法
転倒防止ベースのサイズ・寸法は、スチールラックの耐荷重によって異なってきます。
スチールラックの耐荷重 | 転倒防止ベースのサイズ・寸法 |
---|---|
耐荷重120kg / 150kg | 140 × 50mm |
耐荷重200kg | 165 × 50mm |
耐荷重3000kg / 500kg | 160 × 65mm |
スチールラック「転倒防止ベース」のメリット
ここからは、スチールラックの地震対策に「転倒防止ベース」をおすすめする理由をご紹介していきます。
1、床や壁に穴が開かない
転倒防止ベースのメリットは、床や壁に穴を開けることなく取り付けできる点です。
スチールラックの転倒防止対策としては「アンカー固定」や「壁固定」という方法もあります。
アンカー固定 | コンクリートの床にアンカーボルトを打ち込んで固定する方法です。 | |
---|---|---|
壁固定 | 壁に固定金具を取り付けて固定する方法です。 |
しかし、いずれも床や壁に穴をあける必要があります。
自社物件であれば問題ありませんが、賃貸の倉庫や工場、店舗、事務所・オフィスなどの場合は、オーナーに許可を取らなければなりません。
仮にオーナーから許可を取れたとしても退去に伴って物件を明け渡す際には原状回復の義務が生じます。
原状回復とは、借りた物件を入居時の状態に戻すことです。
一般的に経年劣化による損耗や毀損(きそん)などは原状回復の義務から除外されます。
しかし、アンカー打ちやビス止めなどにより発生した床や壁への穴については、原状回復の対象となる可能性が高くなります。
そのため、退去時に多額の修繕費用が発生する可能性があるので注意しなければなりません。
今回ご紹介している転倒防止ベースは、床や壁に穴を開けることなく地震対策が可能。
床や壁に穴を開けられない賃貸物件におすすめの地震対策と言えます。
2、簡単に取り付けができる
転倒防止ベースは、溶接なしで簡単に取り付けできます。
先ほど紹介した「アンカー固定」による転倒防止対策の場合は、ハンマードリルなどの電動工具が必要です。
また、実際にアンカーボルトを打ち込む際には、適当な径と深さで下穴をあけてから切り粉などを排除しなければなりません。
慣れていないと戸惑うことも多く、適切にアンカー固定ができていないとグラつく可能性もあります。
今回、ご紹介した転倒防止ベースであれば、ドライバー1本で誰でも簡単に取り付けることが可能です。
転倒防止ベースの取り付け方法
次は、転倒防止ベースの取り付け方法です。
まずは、転倒防止ベースをスチールラックの支柱にしっかりとはめ込みます。
付属のビスを使ってドライバーで固定します。
3ヵ所をビスで固定したら転倒防止ベースの取り付けが完了します。
※上記は耐荷重150kgタイプです。耐荷重120kg、200kg、300kg、500kgは2ヵ所のビス固定で取り付けが完了します。
スチールラックの「転倒防止ベース」に関するよくある質問(Q&A)
スチールラックの「転倒防止ベース」に関するよくある質問をまとめています。
Q、スチールラック1台に転倒防止ベースは何セット必要ですか?
A、スチールラックの設置方法によって必要個数は変わってきます。
弊社では転倒防止ベースを1セット2個入りで販売しています。
通常の設置方法であればスチールラック1台には4本の支柱があることから転倒防止ベースは2セット(4個)必要です。
ただし、スチールラックを”壁際”に設置したり、背中合わせで連結させる場合は、前側の支柱に取り付ければいいことから必要個数は1セット(2個)になります。
Q、他社製のスチールラックに「転倒防止ベース」を取り付けできますか?
A、弊社が販売するタイガーラック製のスチールラックのみ対応しています。
次のように「TigerRack」と記載されたシールが貼られている場合は、弊社が販売するスチールラックとなります。
※ご購入された時期によってはシールが貼られていないケースもあります。
シールが貼られていない場合は、
- 脚の部分
- 棚受け
- 支柱の穴の形状
の写真をスマートフォンやデジカメなどで撮影して、弊社スタッフにメールなどでご提示していただければ判別可能です。
弊社が販売する転倒防止ベースは、ホームセンター(ニトリ、カインズ、IKEA、コーナン、ナフコなど)や100円ショップ(ダイソー、セリアなど)、アイリスオーヤマのルミナスで販売されているスチールラック・メタルラックには対応していませんのでご注意ください。
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弊社では、スチールラックと転倒防止ベース(転倒防止金具)をセット販売しています。
すべて国内で製造された安定性・耐久性に優れた高品質の商品であり、工場、倉庫、店舗、事務所、ご自宅などあらゆる場所でご利用いただいています。
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今回ご紹介した以外にも様々な地震対策オプションをご用意しております。
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カテゴリ:スチールラック
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