ステンレスラックとは?SUS304とSUS430の違いなど

「物を片付けたい」

「スペースを増やしたい」

そんなときにお手頃な価格で購入できるのがスチールラックです。

スチールラックは、鋼(鉄)製の棚であることから重たい物を載せることもできます。

耐荷重は、1段あたり50~500kgとなっており、

  • 倉庫
  • 工場
  • バックヤード

などで在庫を保管したり、オフィス・事務所で「書類」「コピー用紙」「工具」など重たい物を収納するための整理棚として広く活用されています。

さて、そんなスチールラックですが、長年使い続けると経年劣化により錆びる可能性があります。

そのため、食品工場や飲食店の厨房、病院など衛生面の気になる環境での導入を検討しているならステンレスラックがおすすめです。

この記事では、業務用ステンレスラックの特徴などをスチールラックと比較しながら紹介していきます。

ステンレスラックとは

業務用ステンレスラック

まずは、ステンレスラックについておさらいしましょう。

ステンレスラックとは、その名の通りステンレスで作られているラック(棚)です。

ステンレス(Stainless)とは、1910年代に実用化された鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金鋼であり、英語で”錆(さび)ない”という意味を持っています。

大きな特徴として

  • 耐食性(= 錆びにくい)
  • 耐熱性(= 熱に強い)
  • 耐久性(= 変形しにくい)

の3つがあげられます。

特に耐食性は、他の金属にはあまりない大きなメリットです。

そのため、家庭のキッチン、シンク下、浴室などの水回りから産業機器、航空宇宙分野でも幅広く利用されています。

錆びに強い理由

ステンレスが錆びに強い理由は、表面に皮膜が形成されるからです。

皮膜が表面を保護していることにより、内部の錆びを防いでくれています。

例え、外部からの衝撃により皮膜が剥がれたとしても、すぐに新しく皮膜が再生されて錆びを防ぐ働きをします。

皮膜とは

皮膜(不動態皮膜)とは、ステンレスに含まれるクロムと空気中の酸素が結合して作られたものです。

この皮膜の厚さは、100万分の3mm程度と肉眼では見えないほど非常に薄いものであり、硬さも兼ね備えています。

ステンレスラックをおすすめする理由

ステンレスラックをおすすめする一番の理由は、広く普及するスチールラックと比べて錆びに強いからです。

スチールラックとステンレスラック

スチールラックは経年劣化で錆びることがある

弊社が販売するスチールラックは、150度以上の高温で焼き付けて塗装する「メラミン焼付塗装」が施されています。

これは、オフィスの事務机、ガレージのシャッターなどで一般的に用いられている塗装加工方法です。

スチールラックの表面を保護することで、耐水性を持たせることができます。

しかし、紫外線のあたる屋外や湿度の高い場所で長時間使用した場合は、経年劣化により塗装が剥がれて”鉄がむき出し”になる可能性があります。

そうなれば、錆びが広がって見た目が悪くなるだけでなく、強度が下がることで脆く欠けやすくなります。

特に食品工場などでは異物混入につながり、健康被害が発生。

企業のブランド価値の毀損(きそん)により売上に大きな影響を与える恐れがあります。

ステンレスラックであれば、錆びによる異物混入などのリスクを低減させることが可能です。

スチールラックとステンレスラックの比較表
スチールラック ステンレスラック
耐食性
(錆びにくさ)
耐久性
価格
おすすめの場所 倉庫、工場、オフィス、バックヤードなど 食品工場、冷蔵・冷凍倉庫、飲食店、病院、クリーンルームなど

ステンレスラックでも錆びることがある

ステンレスラックは、ステンレスの働きにより表面が皮膜で覆われていることから基本的には錆びません。

しかし、もらい錆びと呼ばれる現象により錆びが発生するケースもあります。

これは、ステンレスの表面に他の金属(鉄、亜鉛、アルミニウムなど)が付着することによって電池作用が引き起こされて発生する錆です。

その他にも塩分や塩素系漂白剤使用、薬品が付着することで錆びたり、腐食するケースもあるので注意しなければなりません。

ステンレスの種類(SUS304とSUS430)に注意

ステンレスラックを選ぶときは、ステンレスの種類にも注意する必要があります。

大きく分けて「SUS304」と「SUS430」という2つの種類があり、それぞれの特徴は次のとおりです。

SUS304とSUS430の比較表
SUS304 SUS430
価格 高い 安い
耐食性
(錆びにくさ)
優れる 劣る
耐熱性 優れる 劣る
強度 優れる 劣る
磁性  なし あり
(磁石がつく)
成分  クロム・ニッケルの合金
(オーステナイト系ステンレス鋼)
 クロムの合金
(フェライト系ステンレス鋼)

ステンレスの中でも「耐食性」「耐熱性」「強度」に優れるのがSUS304です。

これは、さまざまなメリットをもたらす希少金属ニッケルが含まれているためですが、その分、価格が高くなるデメリットがあります。

また、どちらも見た目の違いはほとんどありませんが、磁石・マグネットがくっつくかどうかで判別することが可能。

磁石がつかない場合は、SUS304の可能性が高くなります。

SUS430は、SUS304と比べて耐食性などが劣りますが、価格の安さと高い性能から幅広いシーンで利用されています。

一方、SUS304は、食品を取り扱う環境などで採用されるケースが多いです。

ステンレスラックに関するよくある質問(Q&A)

ここからは、ステンレスラックに関するよくある質問(Q&A)を紹介していきます。

Q. 通常のスチールラックとステンレスラックはどう違うの?

A. なんといっても、一番の相違点は「錆びにくさ」にあります。

通常のスチールラックも「メラミン焼付塗装」という錆びにくい塗装加工をしておりますが、やはりステンレスラックの方が断然錆びにくくなっております。

スチールラックの錆が発生する原因は、塗装が剥げ鉄が剥き出しになっている部分が酸素と触れることによって、錆を引き起こします。

それに対しステンレスラックは、錆が発生する環境を作らない事が「錆びにくい」理由として挙げられます。

Q. ステンレスラックにオプション品はあるの?

A. はい、ございます。

オプション品につきましては、キャスター・アンカー固定金具・落下防止バーなどを取り扱っております。

オプション品をご希望のお客様は、ぜひ一度お問い合わせください。

Q. ステンレスラックを購入したいけど、金額が高くて迷ってます。

A. 結論から申し上げますと、やはりステンレスラックは高額です。

しかし、上記のご質問をいただくお客様にいつもお伝えさせていただくのが、「長い目で見た時に必ずステンレスラックにして良かったと思っていただけます」という言葉です。

ステンレスラックをご検討されているお客様の大半が病院・食品工場・クリーン室・錆が発生しやすい場所でのご使用です。

そういった場所では、「常に清潔で長く利用できるもの」が好まれます。

通常のスチールラックを使用し、汚れや錆が発生するたびに新しいものに変更すると、かなりの金額が発生してしまいます。

ステンレスラックであれば新しいものに交換する必要がなく、常に清潔に長くご使用いただく事が可能です。

スチールラックとステンレスラックの金額例
スチールラック ステンレスラック
(SUS304)
耐荷重 150kg 150kg
サイズ H1800 × W1500 × D300 mm H1800 × W1500 × D300 mm
段数 4段 4段
価格 16,860円 79,170円

※価格は記事執筆時点であり、予告なく変更する場合があります。最新の価格は『業務用ラックの販売ページ』の「スチールラック検索エンジン」からご確認いただけます。

上記金額例から、ステンレスラックはスチールラックのおよそ3~4倍以上の金額がかかりますが、「耐食性・耐久性・耐熱性」すべてを兼ね備えたステンレスラック。

今後をふまえた上でぜひ一度ご検討ください。

ステンレスラックの商品ラインナップ

シーエスラックでは、お客様の設置環境に合わせてさまざまなサイズのステンレスラックを取りそろえています。

いずれも「耐食性」「耐熱性」「耐久性」に優れた製品となっており、大量の水や湯気が発生する環境でも問題なくご使用いただくことが可能です。

耐荷重150kg(ボルト固定タイプ)

耐荷重150kg(ボルト固定タイプ)のステンレスラック

当社が販売するステンレスラックで最もお手頃な価格です。

支柱形状を一般的に広く用いられている”L字アングル”にすることによりコストを抑えてお客様にご提供しています。

耐荷重150kg(ボルト固定タイプ)の概要
耐荷重 150kg / 段
※均等静止耐荷重
サイズ 高さ:1200mm、1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:875mm、1200mm、1500mm、1800mm
奥行:300mm、450mm、600mm
段数 2~9段
※50mm間隔で段の変更が可能
素材 ステンレス
鋼種 SUS304、SUS430

耐荷重200kg / 300kg(ボルトレスタイプ)

耐荷重200kg / 300kg(ボルトレスタイプ)のステンレスラック

当社が販売するラックで人気のボルトレスタイプです。

時間のかかるボルト締めが一切必要なく、ハンマーで叩くだけで組み立てることが可能。

棚の高さ調整もわずか1分ほどで完了します。

耐荷重200kg / 300kg(ボルトレスタイプ)の概要
耐荷重 200kg / 段、300kg / 段
※均等静止耐荷重
サイズ 高さ:1500mm、1800mm、2100mm、2400mm
横幅:875mm、1200mm、1500mm、1800mm
奥行:300mm、450mm、600mm
段数 2~9段
※50mm間隔で段の変更が可能
素材 ステンレス
鋼種 SUS304、SUS430

上記で紹介している他にも特注サイズの製作も承っております。

また、複数台ご購入をご検討いただいておりますお客様にはお値引きを保証いたします。

まずは、ホームページ・お電話からお見積のご依頼をお待ちしております。

業務用スチールラックの販売ページ

カテゴリ:ステンレスラック

株式会社シーエスラック

シーエスラック編集部

物流業務を効率化するマテハン機器「スチールラック」のお役立ち情報を発信。倉庫、工場、バックヤード、オフィス・事務所など多数の導入実績があります。

記事一覧を見る